これはたぶん肥料とかを広い畑とかにまき散らすヤツだとおもいます。
メーカーはデリカ。 DAM‐35S マニアスプレッダ350。
荷台にはチェーン搬送コンベアがセットされてて、後ろのほうには回転羽でばらまくような造りになってます。 自走式のクローラー仕様です。
なかなか状態は悪い。 肥料はアルカリ性なのでここまで錆びてるのは・・・露天に置きっぱなしにしてたのかもしれん。
エンジンはちゃんと始動します。 セルがちと弱いかもしれん。 12V仕様だが、24Vでエンジンをかけました。 ふけ上り・アイドリングともに良好。 白煙や黒煙はなくエンジン自体は良さそうだ。
走行もOK! 前進後進・切り返しも問題ない。 走行モーターカバーからジワリ油漏れアリ。 Oリングかな? 走行自体に不具合はなさそう。 ゴムキャタは車体の割には程度まあまあ。 多少の細かい干割れはあるが切れやヨレはなくまだ何とかいけそうだ。
荷台寸法は3400㎜×1750㎜×高さ630㎜。 問題はコンベア部分とばらまきの風車だ。 ばらまきの風車周辺のブラケットは錆穴が多い。 風車の回転はめちゃくちゃ速いです。 ボディーの錆穴とぐらつきから「ちと怖いな~」って感じるほどです。 荷台のコンベアはチェーン固着で全く動かん。 カチコチです。 もうこうなったらチェーンの交換しかあるまい。
チェーンを交換して荷台コンベアがスライドするようになりゃあ儲けもんです。 風車のブラケットはアングルやチャンネルで作り直せばよかろう。 けっこう付加がかかるとおもうんでごつく作ってもいいかもしれん。
荷台甲板・アオリは鉄板を当てて補強されてる模様。 使用時間は2508時間。 そんなに使ってなさそうなので仕上げれば活躍するとおもいます。 足回りシャーシは錆はそこまでひどくない。 ぜひ修理にチャレンジしてみてほしい!
梱包サイズ・・・5030㎜×2040㎜×1900㎜。 重さ3360キロ