油谷 №1084 振動ミル バイブロミル 破砕機 粉砕機 リサイクル 大型プラント ハンマーミル シュレッダー 粉粒体 混合 湿式乾式 ボールミル
いいもんが出たよ! 振動式の粉砕機だ!
こいつはもともと耐火煉瓦を粉砕して再生リサイクルするために使ってたもの。 2018年製で貧乏くささはない。
メーカーはユーラステクノ株。 バイブロミル。 YAMT-800MNVSF型。 三相200Vの55KWモーター。 処理能力は10トン/時間というスグレモノ。
メーカーはユーラスモーターでおなじみの村上精機。 プラント設備には必ずっていうぐらい見かける振動モーターのトップメーカーです。 特殊モーターにもかかわらずとにかく故障が少ない。 自信満々の3年のメーカー保証もトップメーカーたる所以だ。
それでは本機の説明いきます! プラント設備なので順々にいきます。
①投入ホッパー。 投入口は3950㎜×2260㎜。 高さは2730㎜のでかいホッパーです(写真では逆さまに置いてます)。 重機やタイヤショベルで原料を放り込みます。 下側には7mほどのベルコン(架台付)がセットされてます。 動きは良好! ベルトの劣化もなくスムーズです。
②ホッパーから排出された原料は90度向きを変えて11mの長いベルコンで向きを変えます。その後、縦型のバケット垂直コンベアで垂直搬送されていよいよバイブロミルへ投入だ。
③バイブロミルは円筒型の破砕室が上下2か所設けられてて上側が粗破砕、下側が微粉砕室になってます。 55KWモーターからプロペラシャフトを介して高速回転する。偏芯重錘だとおもうが振り子の原理で円筒型の破砕室そのものが振動します。 破砕室のサイズは長さ2400㎜。直径600㎜程。 中には角棒鋼が50本ほど入っておりこの角棒と原料が激しくぶつかりながら叩き潰して粉状にしていくという粉砕方法です。 排出口にはスクリーンがあって下段の2次破砕機に落ちていきます。 2次破砕室も同じような造りだがスクリーンの穴が小さいので微粉砕されて粉状になって定量排出されます。 原料の連続投入が可能で処理能力もすごいです。 破砕音は多少うるさいかもしれんが防音カバーがついてるので安心です。
④微粉砕された原料はブロワー逆相の集塵機とサイクロンで集積ホッパー(2580㎜×2580㎜×高さ5760㎜)に貯められます。 そこからロータリーバルブを介して定量排出されてフレコンバックにINで完成だ! 一気通貫のプラントなので見張り番も人員は1人でよかろう。 投入しながら排出のフレコンの準備しながらやればかなりの処理が期待できそうだ!
操作盤もついてます。 取り外しは電気屋さんにやってもらったし、組付けしやすいように端子の番号をつけてます。 問題なく取り付けできるはずだ。
バイブロミル自体は単純構造なので故障は少ないとおもうが、5トンぐらいの破砕室が常に振動し、中の棒鋼も暴れるので円筒状のフランジ部分や中の棒鋼も摩耗や金属疲労はあろう。 フランジ部分の鉄板は多少薄い気がするので25㎜ぐらいのステンレス板をレーザーカットで作ってもらってもいいかもしれん。 25㎜の一枚板でなくとも9㎜や13㎜の板を2~3枚重ねてセットしてもよかろう。 ステンレスは耐摩耗鋼の王様です。 角棒鋼も単なるSS400とかじゃなくていろいろと試してみてもいいかもしれん。 対策はいろいろとあるはずだ。
機械の用途に関してはユーラステクノさんのホームページから調べれます。 部品供給も問題ないとおもいます。 機械全体的には錆などはなく貧乏くささはない。 2,018年製なのできれいです。 プラント設備は15m×15mぐらいの倉庫にセットされてたもんです。
それでは質問待ってます! なかなか出ない振動粉砕機です! 出番あるとおもいます! 総重量は20トンほど。 大型トラック3台~4台ほどで配送できるとおもいます。
梱包サイズ・・・大型3台~4台。