こりゃ~なかなか珍しい!!! 魚の全自動三枚おろし機械!!!
サバやイナダのうろこ取り機を通過した魚は頭としっぽをカットされて、三枚おろしされます。 骨無しのフィレーが一気通貫に出来上がりだ! 処理能力は怒涛の60匹/1分!!!
メーカーは東洋水産機械。 ヘッド・テールカッター・三枚おろしマシンはTOYO‐764型。 出来上がりのフィレーを運ぶベルコンやうろこ取り機も2台セットです!
もともと半年ほど前まで稼働してた機械。 入れ替えられた理由は「2人体制で機械を動かさないといけないから」というもの。 特段悪い箇所はなかったようだが、ほんの少し部品を取ってる部分もあるようだ。
まず魚をベルコンに並べる。 どんどん捌いていくので魚を乗っけるのが忙しいぐらいです。 ベルコンが進むと、白いブラシが回転して頭揃えの状態になる。 まずそこで頭をカット。 次の白いブラシが尻尾揃えになると尻尾部分をカットする。 水を出しながら血を洗い流してどんどん進んでいきます。 そのまま次の三枚おろしの機械に流れていきます。 白い溝部分に縦向きに自然落下でセットされると両サイドのゴムベルトで挟み込みながら腹割と中骨のカットまで一通でカットします。 それが終わると自然落下でステンレスのエレベーター型のベルコンに落下します。 コンテナやバッカンにみりん干しの液体とか防腐液の容器に集積されます。 なにしろ1分間に60匹の処理能力だ。 驚くほど速いです! ”TOYO-764”で検索してみてください。 メーカーサイトの動画が見れます。
全体的には動きはOK! モーターの動きもいいし、ベルコンの不具合もない。 足りない部品は 頭揃え・尻尾揃えのブラシ回転の際の当て板。 フィレマシンのほうは、各センサー感知で水圧によってゴミや血を飛ばすんだが、そのセンサー。 魚を送るゴムベルト(半透明の物)が付属で乗せてあったが、取り付け方法がちとわからんかった。 ベルトの欠損はなさそう。
電機関係の動きは良好。 配電盤内部にはシーケンサも入ってるが、これも動きはイイ。 電池切れやエラー表示はない。 モーターは同機種のものを取り付けたが、プーリーが合うものがなかったのでカバーが締まらなかったりしてるがまあよかろう。 動き自体は問題ない。
うろこ取り機も2台セットです。 うろこ取りはこのフィレマシンとは関係ない機械だが、水産加工場なら出番はあるはずだ。 動きはイイです!
それでは質問待ってます! 全自動の三枚卸機です! 現行でも売られてる機種らしいので部品の供給は問題ないとおもいます。 ドカーーンと水揚げされたサバや、ドドーーンと輸入されたノルウェー産もこれまたシャシャーーっと三枚おろしに仕上げる夢のような機械です! 5トンや10トンもなんのそのだ! 水産加工業は一か八かの連続の業界だと聞く。だが、この値段なら多少手直しにかかったとしても元取るのに時間はかからん! 素性のイイ機械です。 一か八かの勝負にもってこい! 粋でいなせな魚屋さんのご連絡お待ちいたしております!
梱包サイズ・・・4トン車半分ぐらい。 重量は1560キロ。