出ました! 銅ナゲットプラント! メーカー大阪カイショウのナイアガラシリーズ。
SGMR-8型。 中型モデルのスタンダードタイプ。 処理量は約0.5~0.8トン/日 ほどだとおもいます。取り扱い説明書もあるんだが、処理量は書いてませんでした。
粗破砕と微粉砕を経て水分分離機からの脱水乾燥装置で銅ナゲットがきれいにできます。あんまり使ってないプラントなんで悪い箇所は少ない。 銅価格の高止まりと中国人の人件費高騰と相まって出番はこれからありそうだ!
①粗破砕装置。 約10㎜~20㎜ぐらいに破砕します。 抑えローラーで電線を抑えながらカットしていきます。 モーターの動きも破砕機にも不具合はない。 新品の替え刃もついてます。 今ついてる刃も十分破砕できます。 欠けなどはない。 ここは手動投入です。
②投入コンベアを経て微粉砕機に定量供給されながら粉砕していきます。 こちらも不具合はなくスムーズにチップされます。 ベルコンの長さは約4m。 ベルト幅は300㎜。 2次破砕機投入直前に集塵機で排出されます。(画像4)
③微粉砕された電線はそのまま水分分離機にGOだ! すこ~しづつ水を流しながら振動フィーダーをかけて銅と被覆線を選別していきます。 この水の量と傾斜角、その絶妙な加減で選別の制度に差が出ます。 ここは設置時にリキ入れて調整してほしい。 でもまあもともとこのまま据え付けてあったし、ライナーや座金も持って帰ってきてます。 そう難しくないとおもいます。
④軽い被服くずは排出機で排出されます(画像6)。 銅は遠心分離機で脱水します。 それを経て筒状の乾燥機に進みます。 ステンレスの筒状のものです。これはロータリーキルンのような形状で片方からバーナーを当てて乾燥させます。 コインランドリーの乾燥機みたいな原理です(画像7)。
⑤サイクロンでフレコンに銅ナゲットを送ります。 その際に鉄分はマグネットで取ります。 フレコンにはきれいな銅ナゲットがてんこ盛り!って算段だ!(画像8)
悪い箇所はロータリーキルンの乾燥バーナー。 これは汎用のホットガンでOK! 社外品の汎用品なので安く見つかるとおもいます。 それと湿式の分離機に水を送るポンプもNG。これも汎用品で事足りるとおもいます。 そのほかは特段悪い箇所はない。 錆穴や変形などもなくそのまんま使いモンになります。 シャフトの固着や不具合もなく程度はイイです。
プラントはレイアウトにもよるが10m×10mぐらいの敷地があれば十分設置可能です。 作業するにはやっぱり屋根があったほうがいいです。 雨降りの外作業ができないときとかの仕事にドンピシャです!
それでは質問待ってます! なかなかでない銅ナゲット機です。 程度もよく使用頻度も少ない。 同機種お持ちの方でも十分使い前あるとおもいます! 中国向けの廃電線スクラップはいまや中国人バイヤーの”いいなり”の傾向が強い。 自前で出た廃電線の処理だけでも十分利が乗るとおもいます。 私の私感だが相場は今後まだまだ上がっていくとおもいます。 2年間溜めておくつもりで臨んではいかがだろうか? 世界同時インフレで2年後の銅相場は3倍にはなると踏んでます。 これでも控えめな予想です。 これでも500トンの銅在庫抱えてた時もありました。 銅スクラップに夢を持つ方に贈る! ぜひ儲けてほしい!